リニア インパクト)先行開業、焦る関西:

関西の地盤が一段と沈下する」「大阪延伸には国費を投入すべきだ」 特集: リニア中央新幹線 昨年12月13日、大阪市住之江区のホテルで開かれた「リニア中央新幹線大阪同時開業決起大会」. 会場は、200人を超す関西の財界人や自治体関係者の熱気であふれた. ■駅誘致、綱引き再燃 演壇に立った自民党リニア特別委員長の竹本直一衆院議員(比例近畿ブロック)は「JR東海幹部も言った. 『金さえあれば同時開業できる』」. そう期待をあおり、「名古屋―大阪の建設費は(国が特別に配慮した)無利子融資で、とJRに迫ろうと思う」との作戦を披露し、会場を盛り上げた. リニア中央新幹線は、2027年に東京―名古屋で先行開業する. 大阪まで延伸されるのは、18年後の45年だ. リニアが名古屋で止まる「空白の18年」間に、発展する名古屋をよそに関西は取り残されるのではないか.