野口「引退はしない」 4年4カ月ぶり大会

11日にあった名古屋ウィメンズマラソン. 2004年アテネ五輪金メダリスト、野口みずき選手(33)=シスメックス=にとって、4年4カ月ぶりの42.195キロが終わった. 6位でロンドン五輪出場は絶望的となったが、漂わせたのは満足感だった. ゴールの50メートル前から、もう泣いていた. 自身の持つ日本記録から6分以上も遅れ、五輪から遠ざかった悔しさもあった. 一方で、08年北京五輪欠場の原因となった左足のけがを乗り越えたのも事実. 「走り切れてよかった」 17キロ付近で一度、先頭から遅れた. 「左ひざに力が入らなくなった」. 一時は150メートル近く離された. 機能性フットウェア http://www.willwater.com それでも、「諦めない、諦めないと思っていたら足が動くようになった」. 29キロ付近で先頭に追いつく. 33キロ付近で再び遅れたが、金メダリストの意地は見せた.