ロード・オブ・ザ・リング

原作を読んだ方が誰しも映像化不可能と言い続けてきた『指輪物語』という20世紀最大のファンタジーノベル. これを映画化すると聞かされたとき、私は原作未読ということもあっていったいどんな作品になるのか皆目見当もつきませんでした. それがまさか3部作構成になるとは・・・. そもそもこの映画は当初1本の作品として作られる予定でしたが、やたら上映時間が長くなるということでどの大手スタジオからも断られてきたそうです. ところがニューラインシネマの社長にこの企画を打診したところ、逆に3部作構成にしてはという意見が出され、そしてこのような形になったとか. それでもその第1部が178分って・・・. いったい1本の作品にしたら上映時間は何分になっていたんやろ? と思いますよ. で映画の内容に関しては、はっきり言ってよく分からないというのが本音でしたね. 要するにこの映画の面白みを私は最後まで見出せなかったのです. お話的には悪の手に渡ると危険極まりない魔性の指輪を捨てにいくために、勇士が集まって危険な旅をするということなのでわかりやすいのですが、とにかく情報量がやたら多いため、それを整理していくのでやっとこさの状態でしたね. しかも頼りになると思っていた魔法使いのガンダルフは同じ魔法使いのサルマンにコテンパンにやられるし、さらにその後巨大な怪物と相打ち? ですよ. えぇ~期待外れですか~でした. またやっと旅が始まったと思ったらこちらは期待通りにショーン・ビーンは見事に仲間を裏切ってくれましたが、今度は途中で旅の一行が3つに分かれてしまうという事態に! そして映画が唐突に終わり、「? 」と後味の悪さだけが残ったエンヤの曲を聞くエンドロール. いったい何が面白いの? 米軍のアフガン撤退計画、前倒しせず 米報 でしたね. でも3部作全てを見終わると、これは起承転結の「起」の部分なんでこんな感じでも十分なんですよね. でも1本の映画としてはちょっと辛かったかな? asahi.com(朝日新聞社): 自衛 ちなみにこの映画での一番の収穫はオーランド・ブルームの美しさでしたね. propnelive その後あの海賊映画に出演したときは「普通にかっこいいだけの兄ちゃんやん! 」と思ってしまいましたが、このシリーズにおける彼の美しさは最高でしたね. 深夜らじお@の映画館 は指輪をすると縮こまります.